「バス停に泊まる」って、最初に聞いたときちょっとピンとこなかったんです。

でも実際に行ってみたら、ここは本当に特別な場所でした。盛岡バスセンターの3階に位置するホテルマザリウム。同じ建物の中に、盛岡のソウルフード「福田パン」とクラフトビールの「ベアレン醸造所」まで揃っていて、「旅の拠点」として考えると相当な強さです。

この記事では、実際に1泊して気づいたことを全部まとめています。

この記事でわかること

  • KANAN SPAのサウナ・水風呂の実力
  • 部屋の広さ・使い心地・気になった点
  • 館内の福田パン・ベアレンの楽しみ方
  • こんな人に向いている・向いていない

KANAN SPA:サウナ専門施設レベルのクオリティだった

ホテルマザリウムを選んだ一番の理由がこれです。宿泊者が使える温浴施設「KANAN SPA」。

KANAN SPA 入浴券の自動販売機。チェックイン後にここでチケットを買って入場する

入口に自動販売機があって、そこでチケットを購入して入場するスタイル。ホテルの大浴場とはちょっと違う、サウナ施設としての本格感がこのあたりから漂っています。

サウナ室

木の温もりが感じられる本格サウナ室。ヒーターにはSAVOストーンがぎっしり 写真:ホテル公式サイトより

サウナ室はフィンランド式の本格的な作り。ヒーターには**SAVO(サヴォ)**というフィンランド製のサウナストーンがぎっしり積まれていて、しっかり熱と蒸気を出してくれます。

上段に座ると一気に汗が吹き出すレベル。サウナ好きが「ととのう」ための設計がきちんとできているホテルサウナって、実はなかなかないんですよね。

水風呂・男湯の暖簾が可愛い

KANAN SPAの男湯入口にかかる暖簾。和のデザインがかっこいい

丸い形が特徴的な水風呂。1人ずつゆったり入れる 写真:ホテル公式サイトより

水風呂は丸型のタイル張り。1人でゆったり浸かれるサイズで、キリっと冷たい水温がサウナ後にちょうどいいです。

サウナ→水風呂→部屋のベッドに倒れる。この流れが気持ちよく回せます。

混雑のタイミングに注意: チェックイン直後の夕方〜夜はピークタイム。深夜か翌朝の朝風呂がおすすめです。


部屋:コンパクトだけど必要なものは全部ある

ホテルマザリウムの客室全景。落ち着いたグレーのインテリアにアートが映える

部屋はコンパクトです。広い客室を期待していくと違和感があるかもしれません。でも、ベッド・洗面・シャワー・収納・電子レンジ・冷蔵庫が全部そろっていて、実用的には問題なし。

洗面台と鏡越しに見える部屋の様子。清潔感のあるシンプルな作り

内装のテイストはグレーを基調としたシックなデザインで、アート作品が各部屋に飾られています。「ビジネスホテルっぽくない」という点ではよくできている部屋です。

部屋の収納スペースと電子レンジ。コンパクトながら実用的な設備が揃っている

アメニティは最低限。「旅館みたいな豪華な備品」は期待せず、サウナと立地にお金を払う宿と考えると納得感があります。


館内グルメ:ここが盛岡バスセンターの真骨頂

ホテルから1階・2階に降りるだけで、盛岡の名物2店に行けます。

1階:福田パン中ノ橋店

福田パン中ノ橋店の店舗看板。盛岡市民から圧倒的に愛されるコッペパン専門店

1948年創業、盛岡のソウルフード「福田パン」の中ノ橋店が1階に入っています。

福田パンのメニューボード。あんバター・ピーナッツ・コロッケなど種類が豊富

コッペパンに好きな具を選んで挟んでもらうスタイル。「スタッフおすすめ」ボードには「ヒレカツ+じゃじゃ味噌 631円」なんてメニューも。盛岡らしい一品です。

ふわふわのコッペパンにサクサクのカツがぎっしり挟まった福田パンの一品

チェックイン前に買って部屋でベアレンビール片手にかじる。個人的に一番おすすめの食べ方です。

2階:ベアレン醸造所 ビアバー中ノ橋

BAERENの店舗ロゴ。電球の温かい光が落ち着いた雰囲気を演出する

2階にあるのが、盛岡を代表するクラフトビールブランド「ベアレン醸造所」のビアバー。

ここはタップから注ぎたての生ビールが飲める場所。定番のクラシックラガーから季節限定まで、飲み比べできるのが嬉しいです。サウナ後にここで一杯やる流れ、反則レベルに気持ちいいです。


盛岡バスセンターそのものも見どころ

MORIOKA BUS CENTERのロゴウォール。2022年リニューアルのデザインセンスが光る

ホテルや食事だけじゃなく、建物自体もちゃんと見どころです。エントランスに入ると大きなロゴウォールがあって、インダストリアルな天井と広い空間が気持ちいい。

夜のMORIOKA BUS CENTER外観。時計が印象的な正面玄関

夜の外観は特に雰囲気があります。時計のついた正面玄関が印象的で、「ここに泊まる」というだけで旅の思い出になります。


良かった点・気をつけたい点

良かった点

  • KANAN SPAのサウナ・水風呂のクオリティが高い
  • 同じ建物に福田パンとベアレンがある
  • バスセンター直結で移動がラク
  • デザイン・雰囲気がビジネスホテルと全然違う

気をつけたい点

  • 部屋はコンパクト(ゆっくり温泉旅館系が好きな人には物足りないかも)
  • 建物が新しいので「旅館感」はない
  • サウナは夕方〜夜が混む
  • 周辺は中心街なので夜は賑やか

こんな人におすすめ

  • サウナ好きで盛岡観光もしたい人:KANAN SPAのレベルはサウナ専門施設に近い
  • 盛岡名物を効率よく楽しみたい人:館内に福田パンとベアレンがある時点で強い
  • 車を使わない旅行者:バスセンター直結で交通の便が最高
  • 建築・カルチャー好きな人:JAZZミュージアム併設、リニューアルのデザインも見もの

逆に、温泉付きの旅館でゆっくりしたい人や、広い部屋でのんびりしたい人には向きません。


まとめ

項目 評価
立地(バスセンター直結) ★★★★★
KANAN SPA(サウナ・水風呂) ★★★★★
館内グルメ(福田パン・ベアレン) ★★★★★
部屋の広さ・設備 ★★★☆☆
コスパ ★★★★☆
また泊まりたいか ★★★★★

「バスセンターに泊まる」という体験そのものが、盛岡旅のひとつの楽しみ方になっています。サウナと盛岡グルメをセットで楽しみたいなら、ここは間違いなく候補に入れる価値があります。

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動画でも紹介しています

YouTubeチャンネル「ゆっくんのたびめし」でも盛岡バスセンター・マザリウムの旅を動画で公開しています。雰囲気を動画でも確認してみてください。